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戦後の昭和

幼心にも気の毒だった

浮浪児と乞食

前回「浮浪児」や「乞食」といった場合によっては差別用語になりかねない言葉を使ったが、その当時本当にいたのだから仕方がない。

今のホームレスとは意味合いが違うと思うので他に言葉が見つからなかったのです。

幼心にも「気の毒だなあ」と感じたのは傷痍軍人の乞食でした。

戦争で片足になってしまったが為に働けず、さらに家も家族も失ってしまったら皆さんどうしますか?

「汚い」といって追い払われる身寄りのない幼い浮浪児たちだって可哀相でした。

戦争がいかに残酷で愚かしいことなのかをこの頃の体験から学びました。

しかし太平洋戦争後も世界のあちこちで戦争が途切れることはありませんでした。

今もどこかの国で浮浪児や乞食は生まれているのです。

戦後の昭和は「平和ボケ」という言葉ができるほど戦争の悲惨さを忘れて、いやっ、わざと見ないように目をそむけて経済復興に全力を費やしたのではないでしょうか。

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