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昭和のファッション

カトちゃんぺっっ!

昭和30年代の風物詩というか風景的ファッションとしてはずせないのがステテコだ。

今の若者はステテコと言われても「何?それ」だろう。

 ズボンの中に穿くタイツをヒザの辺で切ったようなもので、夏場蒸し暑い時に汗を吸う役目の一種の下着である。

もしもテレビで見たことがあるとしたら、ドリフターズの「カトちゃんぺっっ!」のキャラでおなじみの禿げオヤジの格好か、「男は辛いよ」の寅さんが夏くつろいでいる姿だろう。

昭和30年代に高級品とされていたクレープ生地の量産が可能になり生産高が急増した。

吸湿性の良さと爽やかな穿き心地を両立し、蒸し暑い日本の夏に適した肌着としてたちまち世のオトーサン達が愛用した。

ステテコは、ゆったりとしていて肌にぴったり付かないのが特徴で着心地がいい上に大変涼しいという美点があったためお父さん達の夏の定番スタイルとして大流行したのである。

夏の夕涼み、縁台で将棋をさしているオト-サンの格好はほぼ8割がたステテコ姿だったのではないか・・・

でもブームには必ず終わりがつきもの・・・

ステテコもまたその例外ではなかった。

1970年代、ジーンズが大流行して最先端のファッションに身を包んだ若者たちには「ステテコ イコール 格好悪い」という意識が蔓延してしまう。

Tシャツとジーパンの普及、加えて生活様式の変化でステテコはく人も減り、時代とともに衰退の道をたどることになったのである。

 今振り返ると笑えるファッションではあるが、日本の風土に則した究極の「クールビズスタイル」だったと言えるのではないかな。 

なんとパンストも

パンスト

今では空気のように当たり前に思っているパンスト(パンティーストッキング)は昭和42年に日本が開発したものだ。

それまでは片足ずつに分かれていてガーターベルトで吊っていた(やけに詳しいじゃないか・・・へへへ)。

開発したアツギの社員は初めはパンツ(下着)とストッキング(靴下)を一緒にしたものを作るつもりだったらしい。

ちなみにパンティーストッキングというのは造語である。

丁度いいタイミングでテレビで「昭和の懐かしいものベスト100」なんて番組でとりあげられていた。

 それによると、当時の女性たちはパンツを穿いてからパンストを穿くのか、パンストを穿いてからパンツを穿くのかで悩んだ人が多かったらしい。

開発者の案では下着と靴下の一体化を目指していたのだから、本当ならパンストだけを穿くというのが正しいと思うのだが、現代ではパンツを穿いた上にパンストということで定着している。

実際パンストだけだったらいろいろと支障があるだろう・・・詳しくはふれないが・・・

で、当時はテレビCMでレナウンがパンストの宣伝を派手にやっていた。

たしか土曜の夜9時の「キーハンター」「Gメン75」とかでよくやっていたと思う。

視聴者の年齢層や属性を見極めた効果的なCMだった。

しかしパンストを「ムード(何の?)が出ない」と嫌うオジサンもいるらしく、有名な作家も「脱ぎ捨てられたパンストはスルメというかインベーダーみたいで良くないっ!以前のガーターベルト式のすきまからこぼれる太ももがいいのである!」という意見もある。

そんなわけで、ろくもどちらかといえばパンスト否定派なのだが、女性にとっては冷えからも身を守る今やなくてはならない衣類になっている。

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