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昭和のおもちゃ

自動車はいつの時代も子供の憧れ

ペダル式自動車

「一家に一台」なんて夢でしかない昭和30年代・・・

せめておもちゃだけでも自動車の雰囲気を味わいたいと考えたのは子供だけではなかったはずである。

自動車に並々ならぬ憧れのあったこのころ、子供達は「ペダルで漕ぐタイプの自動車」を乗り回していた。

おもちゃの安全基準もない時代だからブレーキもついていなかった。

もっとも交通量もメチャ少なかったから特に危険もなかったわけだけどね。

よくガキどもが路地からこの「ペダル式自動車」で飛び出てきたものだ。

つるんで3台ぐらいで「キーコ!キーコ!」いいながら走る姿は微笑ましい風景ではあった。

他にも三輪車もあったがこちらはひっくり返して前輪を回して「たこやきぃ~っ!」と遊ばれることが多かった。(なんでたこやきなんだ?)

今では見かけなくなったペダル式自動車。

ろくの実家の倉庫にはまだあるぞ。

オークションで売ろうかしらん・・・

間違いなく昭和を代表するおもちゃ「ダッコちゃん人形」

だっこちゃん

1960年(昭和35年)に宝ビニール工業所製造により売り出されたおもちゃ。

最初「木のぼりウィンキー」という名前で売り出されたといわれている。

ツクダが販売元の、空気で膨らますタイプのビニール人形だった。

ダッコちゃん人形は両手足が湾曲していて、木にしがみつくコアラのような姿勢をとっている。

名前の通り、腕などに抱きつくように装着することができた。

ぶら下がる機能を利用して人形を腕にぶら下げて歩く若い女性が多く見られるようになった。

その現象をマスコミがとりあげ、この人形には「ダッコちゃん」という愛称がついた。

テレビで取り上げられたのをきっかけにブームに火がつき、1960年末までに240万個が販売される大ヒット商品となった。

簡単な構造のおもちゃなので当然のことながら「二匹目のどじょう」を狙った多くの偽物が発生流通した。

本物の特徴としては目が特殊なシール(見る角度によってウィンクする)になっていることで、他の偽物にはそれが無く、見分ける目安になった。

それでも加熱するブームで偽物は減らず、全国に「黒いビニール人形」は浸透していき昭和30年代を代表するおもちゃとなったのである。

ところが昭和40年後半に、黒人差別論争が活発化し黒人の描写が差別的であるとして問題視されその影響を「ダッコちゃん」受けることになってしまった。

メーカーは色を変えたりデザインを変えたり対策をとったが、ブームを巻きなおす事はできなかった。

今から考えれば笑える光景なのだが、いつの時代もブームというのは滑稽なものなのだなぁ。

近所迷惑だったろうなぁ

ロケット

 これも昭和30年代に生まれた人なら一回は遊んだことがあるだろう。

正式名称は例によってよく覚えていない。

「ロケット花火」だったかな?・・・あれは打ち上げ花火の名前だったような・・・

これに必要なものは「紙玉火薬」である。火薬を一つ一つ丸薬状にしたもので、ロール状に巻いたものと、ミシン目が升目にはいって一個一個切り取って使う2タイプがあった。

ロール式の方はもっぱらピストルのおもちゃ用で連続して「パンッパンッパンッ」と音を発するものだった。(よくスパイごっこをしたなぁ~)

一枚ずつちぎるタイプのほうはロケット花火用であった。

ロケットに詰め込んで上空に放り投げると重い頭が下を向き落下して地面に激突した衝撃で火薬が爆発するのである。

「なにがおもしろいのか?」と聞かれても困るが、みんな経験あるでしょう?

ただ近所迷惑だったろうなぁ~と思うぞ。

「パーンッ!」「ぎゃははは!」「パーンッ!」「それっ!」「パーンッ!」「あらよっ!」「パーンッ!」・・・・「コラーッ!やかましいぞぉっっ!!」・・・「にげろぉっっ!」

全くかなわんガキどもやっ

戦後すでに20年ほど経っているとはいえ戦火をくぐりぬけてきた人たちには悪夢を思い起こすイヤな音だったに違いない。

オバカな企画

オバカ

このオモチャを考えた人の思考回路はどうなっているのだろう?

ろくには天地がひっくりかえっても発想できないアイデアだ。

まず、ろくには「人をいじめて楽しむ」という気持ちが全く存在しないからだ。(善人ぶってるんじゃないよ)

イタズラにも「笑えるものから悪質なもの」までレベルは様々だよね。

このオモチャも特に目くじら立てて怒り狂うものではない。

ただ「いつも人を驚かせたい」という心根がいやらしいし、僕には理解できないのである。

「驚かす」といっても「社会に貢献する新技術で驚かす」という方向もあるではないか。

このオモチャはそうではない上に痛みを伴うので罪深い。

しかも「ガムあげるよ」と善人ぶっておきながら、引っかかると「やーいっやーいっひっかかったぁ~!」と極悪人に豹変するのである。むちゃくちゃ陰湿ではないか・・・

「その落差を楽しむのだ」とか「これで社会の厳しさを知るのだ」という擁護論は一切否定します。

これが流行ったのが昭和の時代だったから笑い事ですんだのであって、「人間同士のコミュニケーション能力が低下しすぐキレル」現代だったら殺人事件も引き起こしかねない。

よく公衆便所型のジェットエンジンカーなどを作って「オバカさんねぇ~」と失笑される手合いがいるが彼らは「そう、俺バカだよ、でも楽しいもん」と自覚している。

しかし、このガムの場合は明らかに上から人を見下している。

まるで「ネズミとり」にネズミがかかるのをニヤニヤしながら覗き見しているように・・・

この心根のところがこれの許しがたいところであり、後にも先にもこんなオモチャはこれだけだろう。

・・・と今だ憤怒の気持ちが忘れられないのは、ろくも見事に指を挟まれたからである。

当時からとにかくイタズラ好きだった幼なじみにやられたのだった。

昭和の頃でシャレが通じる時代だったから命拾いしたんだぜっ!ふんっっ!

名前をおしえてぇ

かっちん

昭和30年代生まれの現在のオジサン達、図のようなオモチャご存知ですよね。

蝉以外にもいろんなデザインがあったはずですが、僕の記憶にはなぜか蝉しか残っていません。

このオモチャ、ボディー(実は共鳴体なのだ)にハガネの板をつけただけのいたって簡単な構造だが、板を押すたびに「カチッ!カチッ!」と小気味よい音を出す「ただそれだけっ!!!」のものなのだ。

しかし、現代の「プチプチシートつぶし」や「ボールペンのノックをカチカチする」のと同様なかなかやめられないクセになる「手慰み(てなぐさみと読む)」だったので、いつぞや紹介した「笑い袋」なんかより人気が続いて今も売られているのがエライッ!

ズボンのポケットに手を入れていつも「カチカチカチカチカチ」やっていたものだから親が発狂しそうになったこともある。

全く人間の生み出すものって有益なんだか害悪なんだかわからない・・・・

さてこのオモチャ、もちろん地方によって呼び方もちがったかも知れないが、なんて呼んでました?

ろくの記憶では「かっちん」だったのですが「ぺこぺこ」と呼んだり「カチカチ」と呼んだりするところもありオモチャ業界では正式にはなんと呼ばれているのか気になります。

だれか知っていたら教えてくださいね。

高く飛ばそうスーパーボール

スーパーボール

今ではお祭りなどの露店で「スーパーボールすくい」として売られているが、このスーパーボールが登場したのは実は40年も前の昭和30年代だったのである。

これもロングセラーといわねばならないだろうね。

当時近所の「新し物好き」の友達が見せにきたのが始まりだった。

「ろくくん、これ凄いんだぜ。普通のボールに見えるけど。」

「え~?どんなに凄いのさ?」

「見てからのお楽しみさ。広場にいこうよ。」

ということでついていったろくがそこで見たものは!!

とてつもなく弾むボールだった!!

当時高い建物といえば4階建ての小学校くらいしかなかったが、子供の非力な力でも「えいっっ!」と地面にたたきつけると4階建ての校舎より高く跳ね上がったのだ。

「どっひゃ~っっ!!!すごいなあっっ!!」と感動したものだ。

当時のスーパーボールはカラフルではなくて濃い深緑しか?なかったように思うが、ピンクやらオレンジなどより「ハイテク新素材・産業用」といった趣があった。

それにしても、このボールやたらめったに跳ね回るので回収が大変であった。

また、子供というものは「もっともっともっとっっ!!」という思考回路であるから、ドンドンエスカレートして叩きつけているうちに遙かかなたに消えてしまい泣きをみた者も多かったに違いない。

お星様になったのだ・・・・「チクショーッ!やりすぎたぁっっ!・・・グスン・・・」

昭和のおもちゃ

笑い袋

「笑うかどには福来る」らしいので、お正月にこんなおもちゃはいかがでしょう?

ろくが10歳だった頃、つまり昭和45年ぐらいに大流行した「笑い袋」で~す。

スイッチを押したが最後何分間は止めることができない困ったおもちゃです。

ひたすら笑い声を発する、今から考えれば実にくだらない物なんですが爆発的に売れ、しかも今でも細々と売れているらしいのでこれはもう「大ヒットロングセラー商品」といって良いでしょう。

ろくが持っていたのは「ぎゃーっっはっはっはっはっはっっっ!!!」という下品なオヤジの笑い声の物でしたが、その後女性の声バージョンも追加?されました。

袋の中身は5センチ程の小さなレコード(CDなんかとちゃいまっせー)とスピーカーが組み込まれた超簡略版レコードプレイヤーが入っていました。

後には「てやんでいっっ!!おとといきやがれってんだっっ!!べらぼうめっっ!!!(だったかな?」みたいな「怒り袋」なんてバージョンも登場しました。

ま、3日とたたないうちに飽きてしまうおもちゃですが、福を呼ぶためにも年に一回だけお正月に使ってみてはいかがでしょう。

笑うことはいいことです。  (^O^)/

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